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ハンドブックとは?/ アットローン

[ 1080] handbook2007 index
[引用サイト]  http://www.tokyo.med.or.jp/kaiin/handbook/top7.31.htm

それには、これまで実地医家が担ってきた幅広い地域医療活動に加え、多職種協働による在宅療養を提供する機能を、標準的に備える必要がある。そこには、限られた専門性や得意分野を極める医療とは異なる、なじみの医師による医療・介護・生活支援を包括した、総合的な療養を提供する姿があると認識したい。
東京都医師会では介護保険制度の黎明期から、地域福祉委員会を中心に、地域ケアにおけるかかりつけ医機能のあり方と実践について、さまざまな分野の方々の知見に学び、医師とともに地域ケアを支える多職種との連携を模索しながら、継続的活動を行ってきた。
その過程で、高齢者医療や介護に対する、具体的に整理された知識の習得と資質の向上、医療を取り巻く諸制度の理解が不可欠であると考え、2005(平成17)年3月に「かかりつけ医支援ハンドブック」を刊行した。医療が細分化した今日、さまざまな領域を担う医師にも、地域ケアの基本要素である「かかりつけ医機能」が理解されることを願い、改訂版の名称を「かかりつけ医機能ハンドブック」と改めて刊行することとした。そして、その機能を備え、専門医療をも包括した連携を駆使して、自立分散協調型の新たな医療提供体制を担う医師像を、地域ケアを支える「総合医」としてとらえることとした。したがって、本書では「かかりつけ医」と「総合医」はほぼ同義語として使用している。医療を受ける側から「かかりつけ医」として信頼される「総合医」をめざしたいということである。
本ハンドブックでは、東京の地域ケアの真っ只中に現場を持つ医師たちと、看護職、リハビリ専門職、行政職の参加を得て構成される地域福祉委員会の委員自身が、日々の現実に突き当たりながら見出してきた課題、職業人として地域ケアを切り開いていくための理念を骨格に、「高齢者医療と介護保険制度」「認知症」「高次脳機能障害」「生活機能と介護予防」「地域リハビリテーション」「包括的がん医療と緩和ケア」「権利擁護」などに関する基礎知識と、これらに対して医師がどのようにかかわっていくべきかを論じている。
2008(平成20)年から創設される高齢者医療制度においても、かかりつけ医機能や「総合医」像は重視されてこよう。実地医家はもとより、多様な専門領域で活躍する医師、子育てから現場復帰しようとする女性医師、臨床研修で研鑽中の次世代を担う若き医師など、できるだけ多くの医師に一読いただき、地域ケアと「かかりつけ医機能」の理解、「かかりつけ医」たる「総合医」像の具現化の一助となることを願っている。

 

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